成果が出るスピードと比例するトレードオフとの向き合い方

天秤

 

こんにちは、たかはしあやです。

ここのところお家が荒れ放題の村になっていたので、今日は家事の日にしました。
溜め込んだ洗濯物と格闘したのち、現在は洗濯槽カビキラーが稼働中です。

これから掃除機をかけたり、いらないものを処分したりしようと思います。

綺麗好きなタイプじゃないので、放っておくとすぐ散らかってしまいます。
ピカピカのおうちをキープできる女子力のある人が羨ましい。

いくら仕事が忙しくても、ちゃんと家事と両立できる人はいますもんね。
独身なので、時間は全部自分のために使える・・・ということは、サボる理由にはならないよね。
そんな自己嫌悪を感じ、今日は家事をしつつ、合間に仕事もしています。

さて、今日はそんな「両立できること」とは反対に、「両立できないこと」について書いてみたいと思います。

天秤

ビジネス用語でよく出てくるトレードオフという言葉

皆さんは、「トレードオフ」という言葉を聞いたことはありますか?
ビジネス書などを読んでいると、よく出てきます。

トレードオフとは、何かを達成するために別の何かを犠牲にしなければならない関係のこと。いわゆる「あちら立てれば、こちらが立たぬ」に相当する。 たとえば、在庫管理にはトレードオフがつきまとう。製品の在庫を減らすと、顧客の需要に答えられず、販売機会を逃す。逆に、製品在庫を増やすと、売れ残りが生じ、無駄に保管場所をとったり、余計な費用がかかる。

出典:コトバンク

「安くて良いもの」のような、二律背反(両立しない)とも似ています。

コスト(時間や手間・良い素材)をかけるからこそ、良いものができるのが普通。
コストを削り良いものを作るというのは、本質的には両立しないことなんです。

コトバンクの例は、トレードオフをわかりやすく例えていると思います。

・在庫を減らせば管理コストは削減できるが販売機会を逃す可能性がある

・在庫を増やせば販売機会は増えるが管理コストも増加する可能性がある

販売機会が増やしながら管理コストを削減できるという状態を保つことは難しい、これがトレードオフです。

自分の基準に合わせて選ぶ勇気を持つことが大切

仕事をしていると、度々こうしたトレードオフと直面します。

その時に「自分はどちらにするのか」を早く決めることができると、仕事が良い方向に向かいやすく、結果につながりやすいと私は考えています。

トレードオフの選択肢は、どちらかが絶対的な正解ではないので決めきれないんですよね。
だからこそ売り手の状況や商品(サービス)、時代の流れなどによって自分に最適だと思うものを選ぶしかないんです。

仕事がなかなか軌道に乗せられない人は、トレードオフな事柄の決定を先延ばししがちです。
と言うより、どっちつかずな状態を選び続けている人が多い気がします。

選択していない=どちらの可能性も捨てていない・否定していないと思っているんです。
でも実際は、どちらの可能性も捨てているんじゃないかと。
だってもしそれが最適な方法であれば、すでに成果につながっているはず。

トレードオフでしかないものに対し、いつまでも両方の可能性を追い続けていても、成果には繋がりにくいと思います。
自分の基準を決めて選ぶ勇気を持つことが大事です。

どちらを選ぶ

仕事を軌道に乗せるのが上手な人は決断と行動が早い

 

仕事がうまくいく人って、こうしたトレードオフと直面した時の決断が早いんです。
決断が早いから、行動も早い。
そうすれば自然と、成果が出るのも早いんですよね。

じゃあ、決断が早い人はなんとなくで決めているかといえば、違います。
事前に自分の基準がある程度決まっているので、振り分けたり選んだりすることのひとつひとつに、時間をかけないシステムが出来上がっているんです。

それに気づいてから私も、仕事でのトレードオフな出来事についての判断基準を、大まかに決めておくことにしました。

ひとつひとつその場で悩まずに、出来事を基準に当てはめて判断していく。
ひとつひとつの事柄の判断に時間をかけない代わりに、基準を決めるときや変えるときにはじっくり考えて決めると、メリハリをつけるようにしました。

そうすると驚くほどに、トレードオフの出来事への決定が早くなりました。
決定が早いから、以前は悩んだり迷ったりしていた時間を他のことに充てられるようになり、できることが大幅に増えました。

迷ったり悩んだりすることも大切だけれど、そこに時間や労力をかけすぎてしまうと他のことができなくなります。

時間も労力も、トレードオフです。

やりたいこと全部を叶えることは本質的には無理なんです。

時間が足りない・・・とお悩みの方、もしかしたらトレードオフな出来事をいつまでも決めきれず、悩み続けることで余分なことに時間と労力をかけているのかもしれません。
見直してみてくださいね。

*******************

楽しく働くための考え方がわかるメールマガジン
たのしいしごとラボラトリー

ハンドメイドを仕事にしたい人のメールマガジン
お仕事ハンドメイドへの道

たかはしあやのLINE@
たかはしあやのラボラトリー通信