以前よりも売れなくなったな・反応が悪くなったなと思った時にやるべきこと

アイディア

 

こんにちは、たかはしあやです。

 

2019年もあと2週間足らずで3分の1が終わります。
そしていよいよ5月1日から、新元号「令和」が始まりますよね。

昭和生まれの私は、生きている間に昭和、平成、令和と少なくとも3つの元号を体験することになり、なんとなく感慨深いです。

昭和生まれ=昔の人という印象も否めないですが、私は昭和という時代を過ごせたことを肯定的に捉えています。
ロスジェネ世代と言われ、就職氷河期真っ只中に社会に出た身としては決して時代に恵まれていたとは言えません。
それでもインターネット黎明期を体験することができたり、自分たちは恩恵に預かれてはいないですが、バブルという時代をほんの少し知っているだけで、クリエイティブな発想のひとつの材料を手に入れている気がします。

 

インターネットの普及によって日々イノベーションのスピードが上がり、様々なことが変化していく今日この頃、ご相談内容で多いのが

「以前は売れていたけど最近は売れなくなりどうしたらいいかわからない」

ということです。

 

これだけ色々なことがものすごいスピードで変化しているので、その変化に対応できなければ売上が落ちるのは当たり前のことですし、今までの当たり前がこれから先もずっと続くとは限りません。むしろ、変わっていくと捉える方が自然です。

ということで今日は、以前よりも売れなくなった・反応が悪くなった時にやるべきことについて書いていこうと思います。

 

令和

今までのやり方で本当にいいのか疑ってみる

 

「以前は売れていたのに〜」という方々の大半がやっていないことがあります。
それは、今までのやり方で本当にいいのかを疑うことです。

ライバルがたくさん増えたり、便利なサイトやツールができているということは、当然何かしら変化があるのが普通です。

だから、ただただ売れなくなっていく現状に焦るだけで、自分は今までと何も変わらないという状態(=今までのやり方)を続けているのであれば、当然売上は下がり続けますし、浮上することはほぼないに等しいと思います。

 

今までのやり方を変えるのは重労働ですし、結果が出るかわからないので不安だと思います。
でも、変化に気付きながら何もしないのは、沈没しているとわかっているのに何もせずそのまま呆然と立ち尽くしているのと一緒なんです。

行動したからといって良い結果が生まれるとは限りませんが、何もせず今までと同じことをし続けるよりははるかに可能性があります。

自分が今まで成果・結果が出てきたやり方も、ちょっと最近鈍くなってきているなと感じたら、見直してみることをお勧めします。
大きなダメージがない状態であれば、いくらでも修正がききますが、そのままにしておけば置くほど、修正に時間と労力がかかります。

なので日常的に気をつけてあげるといいですね。

メリットデメリット

どの程度変える必要があるのかを把握する

 

今までのやり方では結果を出すのが難しいと感じたら、何をどの程度変える必要があるかを把握してください。

うまくいかない人は漠然と「変わらなきゃダメだよね」と口では言いつつも、具体的にどこを変えた方がいいか、いつから変えた方がいいか、どのくらい変えた方がいいかを真剣に考えていません。

はっきりいってそれは変えた気になっているだけで、沈没船に何もせず乗っている人と同じです。

よく「頭の中には計画はあるんだけどね」という人がいますが、頭の中にある計画をちゃんと実行できていれば結果は出ているはずです。結果が出ていない時点で、頭の中にある計画は計画ではなく、計画を立てたという錯覚に陥っているだけです。

 

ヤバイ、マズイ!と感じただけでは結果は何も変わりません。
結果を変えるのは行動のみです。

 

必要最小限の変化を最高の状態に仕上げてアウトプット

 

何をどの程度変えればいいかがざっくりと把握できたら、ブラッシュアップしていきます。

変えることは極力少なくして、その分精度を上げていきます。
よく「全部まるっと変えます」と言って、精度がとても低く話にならない人がいます。
行動しなければ始まりませんが、反対に行動すれば成果が出るわけではありません。

変化するというのは、重労働で精神的プレッシャーも大きいです。
ですから変化は極力最小限にとどめ、自信を持って以前よりも素晴らしくなったとか、この先にこの変化は絶対に必要だと胸を張って言えるレベルに磨き上げてから変えることが大事です。

値上げの時に自分の思いをポエムのように綴っていて肝心の何がどう変わるのか、お客様にとってどんないいことがあるかが全く書かれていない人がいますが、そんなことを書かれてもお客様からは「知ったこっちゃない」と一蹴されて終わります。

だって、そのポエムが響くのであれば、もともと売上は落ちていないはずですから。

何をどう変えればいいのかしっかり考え、最小限にとどめ、精度を高めることで期待値も成功確率もグーンとアップします。

 

変える前と後での効果を検証し次の一手を考える

 

どんなに素晴らしい策も、実際にやってみないと結果はわかりません。

なので変える前と後で効果の検証を必ず行う必要があります。これをやらずにただ「変えましたー」と言っているのは、変えた自分に満足しているだけの結果はどうでもいい人になってしまいます。

変化の検証は、短いスパンだと正しい効果は得られません。
私の場合は最低でも3ヶ月、平均して半年間で効果の検証を行います。

自分としては毎日しっかり変更点を伝えているつもりでも、お客様には案外伝わっていません。1ヶ月くらいじゃ全然浸透しないんです。

変えるところは最小限に絞り精度を上げてトライしているわけですから、検証してみて良い結果につながっているのなら、他にも変えなければならないところをピックアップして、また少数精鋭でアウトプットしていけばいいんです。

一回変えて終わり、やったー!ではなく、きちんと検証すること。
もしそれで色良い結果が出なかったなら、また変えていく必要があります。トライアンドエラーというものですね。

ステップアップ

変化できない人は結局衰退していく運命

 

そもそも論で言うと、私はクライアントさんたちに、最初から変化に柔軟に対応できるような商品・サービスを作るように提案することが多いです。

これだけめまぐるしい時代ですから、ずっと同じでいられる確率の方が低いです。
なので最初から、多少変化しても対応できるような商品・サービスにしたり、仕組みを整えたりすることが大事だと思っています。

 

今は大企業であっても、変化できなければ倒産する時代です。
私たちのようなおうち起業をしている人たちなんて、なおさらです。

もし今変化に対応しにくい商品やサービスしか持っていないのであれば、やはり見直していく必要があります。場合によっては抜本改革になり痛みを伴うかもしれませんが、沈みゆく船にただただ乗っているよりは、今できることを最大限に生かして、もがいてみた方がいいと思うんです。

 

起業後3年以内に7割が廃業すると言われ続けて久しいですが、長く安定的に好きな仕事を続けていくためには仕組みが必要で、好きと言う気持ちだけではうまくいきません。

美味しいと評判のレストランも、店主の人柄が最高という雑貨店も、経営能力に乏しく変化に対応できなければ、運転資金がショートして廃業するしかないのです。

私はおうち起業・おひとり様起業のようなスモールビジネスの場合、他を圧倒するような才能は必要ないと思っています。むしろ、人並みくらいでちょうどいいと思います。
ただし、変化に対応し長く売り続けられる仕組みを維持する努力は絶対に必要だと思っています。

ちなみに努力とは、知識の学習と実践、検証です。
この3つのどれかが欠けていても、仕事を維持するために努力しているとは言えないと思います。

変化に対応できる柔軟さをキープしながら、自分の好きなこと・得意なことを仕事にしていけたら、きっと今よりさらに仕事が楽しくなり、自分が好きになると思います。

OK

 

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