オンラインサロンを有料にしているたったひとつの理由

 

こんにちは、たかはしあやです。

私は最初のオンラインサロンを開設して、4年目になります。
今では一定の認知度がある「オンラインサロン」という仕組みですが、私が始めた頃はほとんど知られていなく「なにそれ?」という状態でした。

私はオンラインサロンという仕組みを知り、興味を持ちました。
そして、まずは自分で色々と入ってみました。
その結果「これは楽しい」「私のやりたいことにマッチしている」と思ったので、開設したんです。

約1年間、複数のオンラインサロンに入ってみた結果、わかったことがありました。
オンラインサロンという仕組みの良いところを最大限に生かし維持するためには「有料」であることが重要だということ。

私がオンラインサロンを有料で運営している理由は
「集まってほしいひとだけを確実に集められる」からです
そしてこの長所は、個人でビジネスをしていく上で非常に重要だという結論に至りました。

*渋谷で開催したオンラインサロンのリアルイベント

1000人以上が所属する無料のコミュニティを開設してわかったこと

実は私は起業前後から、いろいろなコミュニティを運営してきました。
無料の交流系コミュニティで、ゼロから1000人以上が参加してくれるものなども運営してきました。

コミュニティ運営には、仕組みとマンパワーが必要です。
自然と盛り上がるわけでは、ありません。

特に人数が多くなると意図しない方向になることも、出て来ます。
みんながみんな、主催者の意図を汲んで動いてくれるわけではないからです。
所属しているメンバーが楽しく充実した時間を過ごすために、交通整理をする人が必要になります。

そのため人数が増えると、一人で運営していくのが難しくなります。
そこで、お手伝いをしてくれる人を頼む必要が出てくるのですが、費用はもちろん主催者の持ち出しになります。

芸能人や著名人の方であれば、その方と関わることが金銭的な価値になります。
なのでボランティア運営も可能ですが、一般人の場合だとなかなかそうはうまくいきません。

対価を払っていない場合は拘束力もないため、大事なことは任せられません。
仮に穴を開けられたとしても責めることができません。

趣味でやるならいいですけど、仕事でそのノリを持ってきちゃうと確実に失敗します。
そう言った失敗をしている例もすごくたくさん見ているので、より慎重になりましたね。

「Facebookのグループ機能」というハードはあっても、「運営スキル」というソフトが整っていなければ、コミュニティってうまくいかないんですよ。
ショッピングモールやホールのようなところと似ていますね。

有料のコミュニティは「お行儀の悪い人」が少ない

無料のコミュニティでは、誰でもいつでも入れるのでお行儀の悪い人も一定数集まります。

お行儀が悪いとは

・自分本位でわがまま
・他人のミスを責めたり、言葉を選ばず傷つける
・ルールやマナーを守らない

などですね。

逆に少額でもお金がかかるところだと、その確率は一気に減ります。
お金を払ってまでコミュニティ内で空気を乱そうとしたりする人は、あまりいないんだと思います。

オンラインサロンのような有料コミュニティの場合は、入る前に十分に検討して入会される方が多いです。
たとえ少額でも、お金がかかると思えば「とりあえず」という感覚を持って入られる方が少ないんです。

また、合わないと思ったらすぐに退会します。
合わないと思いながらもずーっとい続けるという人がほとんどいないというのがポイントですね。

無料だと「とりあえず無料だから入っておくか」という人がいます。
提供する価値ではなく、無料に価値を感じる人を集めてしまいがちなんです。
そうすると、参加者だけでなく運営側にとっても、ストレスですよね。

運営側と価値観の合う人だけで構成された方が、息長く続けていくことができます。

オンラインサロン単体の利益率はそれほど良くない

ちなみに、コミュニティ運営そのものは、それほど儲かりません。
うちも赤字ではありませんが、単体の利益率だけで見ると他のサービスの方が断然良いです。

オンラインサロンを有名人のファンクラブと同じように考える人もいますが、違います。
ファンクラブのように、一方的な情報発信やチケットなどの特典がメインの場合は、手間がかからないので儲けは出ると思います。

でも個人がビジネスで活用するオンラインサロンの場合は、日常的にメンテナンスをし、手をかけていかなければすぐにメンバーは離れていきます。

なので、日々のメンテナンスや交流などが苦手だと、オンラインサロンのようなコミュニティ運営ははっきり言って向かないと思いますし、だんだん苦痛になってくると思います。

実際「利益もそれほどないのに手間ばっかりかかるからやめた」という人も、少なくないです。

私のように楽しみながら出来て、なおかつそこで気づいたことをビジネスのタネとして活用できる人であれば、有料コミュニティの運営をオススメしたいです。

オンラインサロン運営には利益ではない魅力がある

オンラインサロン運営には、利益以外に大きな魅力があります。
ちなみに私は、もっとオンラインサロンを充実化させたいという思いがあって、1年かけて仕事をオンラインに寄せたほどです。

オンラインサロンのメンバーは、既出のように「自分が集まって欲しい人」ばかりです。
なので、サロンに貢献することがとても楽しく、ポジティブな気持ちになれます。
そうすると、自分の仕事にも良い影響が出てきやすくなります。

また、サロン内で色々な情報を提供することで、私の違うサービスを受けてみたいという方も出てきます。
サロン単体では儲けが少なくても、宣伝に費用をかけずつながりで仕事が発生します。
しかも、自分が集まって欲しい人からの仕事の依頼です。
楽しいに決まっています!(笑)

単純に利益だけじゃない魅力が、オンラインサロンのような有料コミュニティにはあるんです。

オンラインサロンのような有料コミュニティは、個人で働く私たちのような人にこそ必要な仕組みだと思うので、私も末長く続けていきたいし、同じようにサロン運営をしていきたいという人にサポートしていきたいと思っています。

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